「大寒」とは1年で最も冷え込む期間に訪れる季節を表す言葉です。毎年日付はばらつきがあり、1月19日~21日のなかの1日が大寒となり、今年2025年の大寒は来週1月20日が該当します。
大寒の時期には、昔から寒さを乗り越えるため、もしくは季節の移り変わりを楽しむため、さまざまな行事や風習が存在してきました。とくに、季節特有の食材を使用して作られる料理や、寒さを活かした行事は冬の楽しみの一つとして受け継がれてきました。大寒では昔からその時期に採れる食材は、栄養価が高いものや味わいが豊かになるものがあります。
■大寒のころにオススメの食材■
・大寒の時期に生まれた卵
「大寒卵」とは、大寒の当日(大寒期の初日)に鶏が産んだ卵を指します。この卵は縁起が良いとされ、なおかつ栄養価も高いといわれています。冬の寒さを乗り越える鶏は、寒さに耐え抜くために多くの餌を食べ、少ない水分で生活します。この生活環境が、卵に豊富な栄養をもたらすとされています。
・寒餅
寒さの中での餅づくりは、耐寒性や保存性を高めるための伝統的な手法として受け継がれてきました。寒餅とは寒の水を用いて炊かれたお米で作られた餅のことです。寒の水(小寒(1月初め)から立春(2月初め)までの期間に汲まれた水のことをいいます。この時期は1年で最も冷え込むため、水に含まれる雑菌の活動や繁殖が低下します)を使うことで、お餅に縁起の良さが伴うといわれています。
・甘酒
昔から甘酒がよく飲まれていたという伝統もあります。身体を温めるとされる甘酒の特性から、冬の寒さをしのぐために甘酒を飲むと良いとされています。
・味噌
寒い時期は空気中にも雑菌が少ないので、味噌仕込みに非常に適しています。雑菌の影響を受けにくいこの環境は、雑味が少なく、品質の高い味噌ができます。
・魚介類「ぶり・さば・さわら・しじみ」
冬場には海や川の水温が下がります。魚たちは寒さを乗り越えるために、脂肪をため込み始めます。大寒の頃の魚の身には脂が豊富に乗り、その食感や味わいが格段に豊かになります。とくに貝類や一部の魚、例えば「ぶり」や「さば」、「さわら」、「しじみ」などが非常においしくなります。
ご紹介した食材は、厳しい寒さの中で伝えられてきた食べ物で、それぞれに食べられてきた理由に納得がいきますね。インフルエンザも猛威をふるっている今、こうした栄養のあるものを食べて、寒い時期を健康に過ごす工夫をしていきましょう。
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