停電時に慌てず最初にやること

今朝、八尾市内で停電していると友人から連絡がきました。我が家はその地域ではありませんでしたが、友人宅では通勤や通学前の朝7時ごろの停電は慌てたようです。朝の明るいときの停電なので暗闇になることは無く良かったですが、お弁当作りで電子レンジが使えない、ドライヤーが使えないと慌てた様です。

 

 

 

停電した時は、どこまでの範囲に及んでいるか状況を把握します。まずは窓から外を見て、街灯や近所の家など周りを確認してみましょう。停電が自宅のみの場合は、ブレーカーの状態をチェックします。自宅以外に近所の電気も消えている場合、地域の電力会社のホームページを確認し、停電情報の掲載有無を調べます。停電直後は情報が掲載されていない場合があるので、発生後20~30分ほど時間をおいて確認しましょう。

 

 

 

自宅のみが停電し、周囲の住居の電気が点いている場合は分電盤を確認しましょう。アンペアブレーカー、安全ブレーカー、漏電ブレーカーのうち、いずれかのブレーカーが落ちていないでしょうか。使用している電力量が契約アンペア数を超えてしてしまった可能性があります。電源プラグを抜いて、同時に使用する電化製品の数を減らしてみましょう。漏電ブレーカーが落ちている場合、家のどこかで漏電している可能性があります。電気製品の損傷、ブレーカー自体の故障、台風・豪雨時であれば雨漏れが原因で電気配線がショートしていることなどが原因として考えられます。むやみに分電盤を操作することや、漏電箇所を特定する作業について「感電するかも」と不安に思う場合は、無理に触らないようにし、電力会社や電気工事店など専門家に連絡し対応を相談しましょう。

 

●停電時に心配な事

・トイレの使用はできるのか?

 

タンクにレバーハンドルが付いているタイプのトイレは、停電中でも水道が止まっていなければ、普段と同じように流すことができます。しかし、ボタンやセンサーで水が流れるタイプのトイレは通常の方法では水を流せません。タンクレストイレの中には手動で流せる機能が付いているタイプがあり、バケツに水を入れて流さなくても汚物を処理できます。あらかじめ、取扱説明書を確認しておきましょう。各メーカーで停電時に水を流す方法を掲載しています。参考にご覧ください。

 

LIXILホームページはこちら⇨

 

TOTOホームページはこちら⇨

 

Panasonicホームページはこちら⇨

 

電気錠・自動開閉玄関は開閉できるのか

停電時も、手動でドアの開け閉めや施開錠が可能です。ただし、非常用のカギが必要になることもあるので普段からすぐに取り出せるよう身につけておきましょう。LIXILの玄関ドア・引戸は電気錠タイプでも全て鍵穴が付いています。停電時でも手動鍵を使えば開け閉めが可能なので安心です。扉自体に電池を入れて電源とするタイプの製品もあり、こちらは停電時でも普段と同じ動作で施錠・解錠をすることができます。

 

 

 

・その他

 

冷蔵庫の保冷機能

冷蔵庫は冷却機能が止まっても2~3時間は庫内に冷気が残っていると言われています。停電が短時間であるとわかっている場合は、扉の開閉はなるべく行わないようにしましょう。停電が長引きそうであれば、冷凍食品や保冷剤を冷蔵室の一番上の棚に移し替えてください。冷気が回り、温度上昇を抑えることができます。

 

熱中症や寒さ対策について

停電中は、電気を使う冷暖房器具が使えなくなります。真夏に停電した場合は、熱中症対策を忘れずにしましょう。こまめに水分補給する、窓を開けて風通しを良くする、濡らしたタオルを首に巻く、わきの下を冷やすなど体温を下げる工夫します。また冬場の寒いときの停電時は、何層も重ね着をする、首・手首・足首を冷やさないなど、しっかり対策を行いましょう。

 

あらかじめ家の断熱性能を高くしておくことも大切です。住宅への熱の出入りは、窓やドア(開口部)からが半分以上、といわれるので開口部の断熱対策することで、冷暖房器具が使えない状態でも、室温を保つのに役立ちます。断熱効果がアップする内窓の取付けや、高断熱性能の高い窓サッシに取替えなどがおススメです。窓リフォームの補助金を利用しての窓リフォームをご検討ください。

 

 

 

 

リフォームのご相談は、ホームページお問合せフォームもしくはフリーダイヤル0120-130-165でお気軽にご尋ねください。